DAY1 SECTION1 SS2

(コドライバーってどんな人? そんな疑問にお答えします!)

 

Q:なぜコドラをしようと思ったんですか?

A:元々はドライバー志望だったのですが、コドラ不足と参戦費用の関係で…

 

私が競技を始める時は、ドライバーとしてラリーをするつもりでした。
ですが、チームメイトに『コドラがいないから一緒に出よう』と誘われて、ルールを理解するのにもいいし、参戦費用も安く済むとコドラで参戦したのが始めです。

そのコンビで2シーズン追いかけ、さらにコドラを探している人が周りに何人かいましたので「やりたい!」と手を上げているうちにコドラ不足も相まって多くの大会に出ることになりました。

そのうちに、自分の技術では見ることの出来ない視界にハマってしまい、いつの間にかコドラが本業になっていました。

 

Q:コドラって酔わないの?

A:体質によりますが、私の場合は何も対策しないとめちゃくちゃ酔います。

 

これは人それぞれなのですが、私は標準よりもかなり酔いやすいです・・・

ですので、酔い止めをレッキ、DAY1、DAY2と飲み続けます。

全く酔わないコドラも多いですし、慣れて酔わなくなったと言う方も多いのですが、私はいつまでたっても酔い止めのお世話になりっぱなしです。

 

Q:酔い対策は何をしてますか?

A:酔い止めを飲むことと体調管理。この2つが「超」重要です。

 

車酔い対策としては、車に乗る30分前までに酔い止めを服用することに加え、睡眠をできるだけ取ること、前日や当日の食事では脂っこいものや刺激物はできるだけ避けています。
なのでカレーは前日に絶対食べません!

あとは車のシートをできるだけ寝かせてセットしたり、ノートを高く構えて視線移動を少なくして、できるだけ長く前を見るようにしています。

ノートを高く構えるのは、読み間違いやロストを防ぐためでもあるのですが、このおかげで私のSS中の写真はノートで顔が隠れていることが多いです。

 

Q:怖くないの?

A:ノートを読んでいるとなぜか怖くありません。

 

高速のジャンピングスポットでは、まれに「ヒヤッ」とすることはありますが、私の場合、ノートを読んでいれば怖くないんですよね。

過去にクラッシュしたときも恐怖心はあまりありませんでした。

これは「恐怖心のコントロールがうまくできていないのでは?」と私自身ちょっと心配しています。

ただ、ノートを読んでいる時に限るので、何も無しで助手席に乗った時は、元がビビリなので結構怖いです・・・(涙

 

Q:コドラも体力使いますか?

A:何分間も強いGに耐えながらコドラの仕事をするので、道によっては筋肉痛になります。

 

ノートを持っているので、何かに捕まることができないコドラの脚はドライバーよりも踏ん張っています。

Crtとして参戦した2016年の唐津では四駆ターボと同等のタイムを実現する高いコーナリングスピードに耐えていたので、DAY2の朝に首が筋肉痛になりました。

また、新城ラリーでは、有名な岩峰林道の休む暇のない連続するコーナーに右左と交互にうどんの生地を踏むように踏ん張っていたので、お尻が筋肉痛になりました。

コ・ドライバーもモーター“スポーツ”していますよ。

 

Q:聞きやすい声とかありますか?

A:私は声が高く大きいので、比較的聞き取りやすい声だと思っています。マイクが無くても聞こえるそうです。

 

女性コドラが好まれる理由のひとつに、声が高くうるさい車内でも聞き取りやすい事があります。

私も男性としては声が高く、また大きいので聞き取りやすいようです。

以前、インカムで通話ができなくなった時も、フィニッシュするまで通じてると思い込み、普通の音量で読んでいたのですが、問題なく聞こえていたことがあります。

でも、さすがにグラベルは大声を出さないと、インカムなしでは厳しいですけどね。

 

Q:コドラも運転がうまいんですか?

A:上手い必要はありませんが、私はドライバーとして競技をしている経験が車やドライビング、ノートについての提案ができ、とても役立っています。

 

うーん、私もドライバーとしてラリーに出ていますが、そんなに上手くはありません・・

もちろんドライバーをしないコドラも沢山います。

ですが私はドライバーとして参戦することで、ドライビングについて考えることや、自分のノートを作る経験が、ドライビング、ノート、セッティングについてドライバーと話をする時に大いに役立っています。

 

Q:コドラって、控えめな性格が向いているんですか?。

A:明らかに私は控えめではないですよね… 目立ちたがり屋も結構いますよ。

 

裏方仕事や、ギャラリーの目につきにくい仕事がほとんどなので、ドライバーに比べて控えめな方が多いかもしれません。

でも、私みたいにドライバーからこちらに転向した人も多いので、実は目立ちたがり屋、負けず嫌いが多いかもしれません。

 

Q:どんな人がコドラに向いていますか?

A:ドライバーをプロデュースしたりチームをマネージメントするのが好きな人楽しい人はうまくいきますよ。

 

基本的にはドライバーが速く走る為の仕事をするので、自分が演者をして活動するというよりも、ドライバーのプロデュース、またはチームマネージャーとして考えたほうが良いかもしれません。

ですので、裏方として何かを作るのが好きな方は向いているかもしれませんね。

 

Q:コドラやっててよかったなと思うことはなんですか?

A:ドライバーやチームが望む結果が出たときが1番うれしいですね。

 

わたしがコドラとして考えているのは、ドライバーやチームが望む結果を達成すること。

その為に何が必要で、今何をするのかを考えるように気をつけています。

ですので、ラリーフィニッシュ後にドライバーと笑顔で握手できたり、チームテントに戻った時にチーム員と喜びを分かち合えたときが嬉しいです。

まあ実際は勝負事ですので、そうそううまくいかないのですが、その達成感を一度知ってしまうと、「次こそは!」と追い求めてしまうのかもしれません。

 

(次回もコドラについてお答えしていきます!)

 

Next!!!