mCrt Release 2016 Vol.003
開幕戦 2年連続優勝!!
R車両など強豪ひしめくJN-5クラス
3年目の熟成が結果に結びつく
2016年シーズンの開幕も佐賀県唐津市で開催されました。
ここ唐津での戦いは眞貝にとって相性の良い場所。しかし今年はライバル車両が一新し、R車両が2台参戦しました。ABARTH 500 RALLY R3Tはライバルであるシトロエン DS3 R3 MAXやプジョー 208 R2に比べとても有利なマシンではありません。当然、簡単には勝つことができない戦いになることは想定していました。
DAY1は前日までの荒天により少々スリッピーな路面コンディション。SS1から慎重な走りを心がけつつ順調にSSをこなし、終わってみれば全てのSSでベストタイムをマークするクラス1位で戻ってきました。2位を走るプジョー 208 R2に対して1分以上の大差で翌日を迎えます。
DAY2では後続とのタイム差をコントロールしながらの走行を想定していましたが、インタークーラーのパイピングが外れるというメカニカルトラブルが発生。事実上、ターボが効いていない状態での戦いとなり大幅にペースダウンを余儀なくされてしまいます。前日に稼いだ1分以上のマージンがみるみるうちに無くなり、残すSSが2本の時点で18.1秒まで詰められてしまいます。しかしメカニックの懸命な修復作業、コ・ドライバーの安藤とともに眞貝は諦めることなく果敢に攻め、8.7秒の差でクラス優勝を獲得することができました。
JN-5クラス:優勝
正式結果
http://www.jmrc-kyushu.gr.jp/rally/2016/2016_alljapan_rally_round1_result.pdf
次回参戦ラリー:8/25-28 モントレー2016 in 嬬恋
ドライバー
眞貝 知志(Tomoyuki Shinkai)
皆さま、ご声援ありがとうございました!
世界中のラリーフィールドで大活躍中のFIA R規定のライバル車両が今シーズンから続々上陸し、一気に苦しい戦いになることが予想されましたが、2年前のこの大会から日本で初めてFIA R車両を走らせてきた私たちとしても、そう簡単に負けるわけにはいきませんでした。
二日目の車両トラブル発生時には目の前が一瞬真っ暗になりましたが、コ・ドライバーの安藤さんの闘志溢れるノートリーディングに励まされ、最後は車両トラブルを忘れるほどのフルアタックでライバルの追撃を振り切ることができました。また一つ、チームは強くなりました!
コ・ドライバー
安藤 裕一 Yuichi Ando
デイ1は全SSベストをダッシュする事ができましたが、デイ2では27キロのSSうち、25キロをインタークーラーのパイプが抜けた状態、つまりターボが無い状態で走らなければなりませんでした。
一時は諦めムードが車内に漂いましたが、眞貝のドライビングに安藤が刺激され、安藤のノートリーディングに眞貝が刺激され次第にやる気を取り戻し、やれることを精一杯やろう!と決め走り続けました。
デイ1の貯金があったとはいえ、チームや応援頂いた皆さんを思いながら諦めずに最後まで闘った結果の勝利だと感じています。
応援ありがとうございました。
mCrt RALLY TEAM PARTNER2016