mCrt Release 2017 Vol.007

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シェイクダウン無事終了

眞貝からみなさんに、本番を前にしたレキ(下見)、そしてシェイクダウンの様子が届きました。
初めてのコース、想像以上のテクニカルな難コースというのが正直な感想のようです。
しかし、だからこそ走りがいがあり、チャレンジしがいがあるというもの!
コドライバーのダニーロとのコミュニケーションも日に日に深まり、ローマの町並みを思い浮かべながら本番へのテンションが一層高まってきています。

 

15日からの本ステージを前に、レキが無事終了。
レッキは、いつものことですが、コースを初体験するわけですから、時間的にも精神的にも余裕が全く無くなってしまいます。

今回のコースは、とにかく Leg 1の26kmのステージが難しい!様子。
狭さは日本の林道とも同じくらいですが、覚悟していた以上の“速さと荒さの組み合わせ”です。
どの程度までプッシュすると車が吹っ飛ばされるのか見込みの判断がつかない状況。
特に、他の車両に比べてサスストロークが短いこのクルマは、まずは完走ペースで走って様子を見ることしか始められない、と思索しています。

そして昨日は、レッキに続いて夕方から夜にかけてシェイクダウンが行われ、こちらも無事終了しました。
トリノでも苦しめられたスロットルのトラブルが再発し2本ほどスロー走行となってしまいましたが、サービスで対処した後は完治。
Leg 1のステージを睨んでさらに変更を施したサスのセットアップも快適に感じられ、走るごとに快適になってくるのを実感できます。
 
シェイクダウンでタイムを必要以上に気にするのはご法度ですが、鉄砲玉のような現地の若手の果敢なアタックは刺激を受けますね。

シェイクダウンの後、ローマに移動する車内でPCを見ながら少し考え込んでいたら、ダニーロが励ましてくれました。

「さっきからTOMO(眞貝)の様子を見ていたけど、よほど強い競争心の持ち主と見た(笑)。」

「僕はねえ、こう思うんだよ。
TOMOの今の心境は良くわかるけど、悪く考える必要はない。
こういう時はまず楽しむことを第一にやっていれば、状況がコロッと好転することがある。
結果は気にせず、“Improvement(上達)”を楽しみなさい。
長いラリーなんだから、感触を見て行けるならペースアップすればいいし、行けないなら無理は出来ない。
初めから全開で走れなくてもいい。
今は何も考えず、本番が始まってから考えよう。」

優秀なコ・ドライバーというのはドライバーの心境を察して良い方向にコントロールするのが本当にお上手。

皆さんも気持ちが楽になったでしょ!(笑)

僕もすっかり乗せられ、肩の荷が下りたような気持になりました。

おかげさまで、テスト、レキ、シェイクダウンと手順を進めるにつれ、どんどん気持ちが楽になり、リラックスして本番を迎えられそうなことに感謝!です。

今日はこの後、ローマ市街スーパーSSステージのレッキの後、午後から夜にかけていよいよセレモニアルスタート@真実の口、警察先導のローマ市内スポット暴走ツアー(笑)、そして昨年と同じ場所でのスーパーSS本番を迎えます。
 
みなさん、いま一度、熱い声援を日本から届けてください!!