mCrt Release 2016 Vol.012

mCrt Release 2016 Vol.012

圧倒的な本場ラリーを体感
『次』に繋がる収穫得た戦い!
人気絶大の日本チーム。ファンとサポーターに支えられた10日間。

9月23日(金)現地時間の夕方から始まったセレモニアルスタート。
歴史的建造物の前に設けられた特設SSS(スーパースペシャルステージ)を2本走行。この様子はインターネットのLive放送により世界中から見ることができました。

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迎えた翌日、3本のSSをリピートされる構成。つづら折れのヒルクライムや高速かつバンピーナダウンヒル。狭くて高速コースでさらにジャンピングスポットも入り混じる難関でした。
そのジャンピングスポットでコースオフをしてしまいましたがコースへ復帰。しかしSS8においてドライブシャフトが折れてしまうマシントラブルによりデイリタイヤとなりました。
サービスパークへなんとかマシンを戻し、必死の修復作業によりマシンは復活。
最終日は2本のSSをリピートされる構成でバンプやジャンピングスポットが少ない比較的スムーズな路面に中高速コーナーが続くのが特徴のコースでした。
R3クラスのライバルはルノーの最新マシン クリオR3Tが2台、依然ターマック最強とも言われる旧型クリオR3Cが1台でした。「マシンのポテンシャルスピードは500R3Tに比べキロあたり1秒速くてもおかしくない」という強敵マシン。その中で徐々に対応した眞貝 / 漆戸組は終盤においてタイム差を大きく縮めることに成功。次につながる感触を得ることができました。

事前のテストなどを含めて10日間、様々な方に支えられました。
改めてファンの皆様、企業スポンサーの皆様、個人スポンサーの皆様、現地のサポーターの皆様に感謝申し上げます。

開催期間:2016年9月22日-25日

場所:ローマ(イタリア)

公式HP http://www.rallydiromacapitale.it/

 

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ドライバー:眞貝 知志
皆様、改めまして3日間にわたる熱いご声援、ありがとうございました。
ドライバーとしての正直な感想は、地獄で見た僅かな光明、といった感じでしょうか。
日本と全く違う様相のステージで構成された初日、本来であれば学習に徹するべきところを、本当に愚かで恥ずかしいミスを早々にしてしまいマシンを損傷させてしまいました。
ドライブシャフトの破損についても、あとから考えればドライビングに起因するところが大きく、初日はまさに「一人で勝手にぶち壊し」な一日でした。
覚悟していたとはいえ大きなタイム差を目の当たりにして平常心を失い、我慢ができなかったことが原因だったと考えています。

幸い、チームの皆さんの大活躍によりマシンの状態はほぼ完ぺきに回復しましたので、2日目は改めてゼロから学習と成長の一日を繰り返すつもりで臨みました。
初日のミスもあったためペースノートを信頼できなかった午前中の1ループ目は本当にもどかしく、またドライビングそのものも自分をぶん殴りたいくらいの酷い出来でしたが、気持ちを切り替えた午後のリピートステージでは、クラストップとの差をグッと縮めることができ、今後ステージとタイヤの特性に関する学習を進めていけばいつかはトップ争いに絡むことができるかな?という感触を、本当に最後のタイミングで何とか得られた、そんなギリギリの戦いでした。

一方、チームの参戦プロジェクトとしては、イタリア選手権に参戦する唯一のイタリア車を、しかも日本人クルーが運転しているということで現地の皆さんにとても好意的に受け止めて頂きましたし、競技中も僕らのマシンに参戦する声援はひと際大きかったことを実感できました。
また、世界的な観光都市ローマの中心部を舞台にラリー車が駆け巡るというシチュエーションは事前の予想を遥かに上回る圧倒的な迫力で、僕らのチャレンジの場としてこの上ない環境に巡り会えた幸運を感じています。

ラリー終了後、多くの皆さんに「来年も戻って来てくれ」と声を掛けて頂けましたので、僕らとしてもそれを実現できるように頑張って行きたいと思います。

最後になりましたが、今回のローマラリー参戦にあたり絶大なご支援を頂けました企業スポンサー・個人スポンサーの皆様、現地パートナーの皆さま、そしてチームの仲間の皆さんに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

コ・ドライバー:漆戸 あゆみ
このラリーの最終SSをフィニッシュし、ストップコントロールに到着すると大勢の地元の観客から大きな歓声があがり、温かい祝福を受けました。その瞬間、ほっとして、今までのいろいろな苦労が報われたと感じ、熱いものがぐっとこみあげてきたのを感じました。

1日目は、まずはロードセクションの時間管理が不安でした。道路事情等の違いなどがある中、遅れずにタイムコントロールにたどりつけるか、心の余裕があまりない中でラリーはスタートしてしまいました。
予想通りペース配分が難しく、リエゾンの時間がタイトで日本のように余裕がありません。ドライバーが心に余裕をもってSSスタートをさせることが難しいと痛感。SSは抑えて走るようにこころがけましたが、イタリアの道は3回のレッキだけでは把握しきれず、日本とは違う側面が数えきれないぐらいありました。
初日は残念ながらリタイヤとなってしまいましたが、メカニックの皆さんが力を尽くしてくれたおかげで、翌日ラリーを続けられることになりました。

翌日、完走は必須。しかし、昨日と違い高速ステージで、また途中にいくつかトンネルもあるコース。今まで経験したことがなく、ノートリーディングに不安がありました。1ループ目は抑えたペースで走りましたが、何かしっくりいかない感覚を覚えました。
2ループ目に入ったところ、ようやくいつもの感覚がかなり取り戻せました。このままでは終われないと思っていましたが、終盤にて他の参加者と同じ土俵で戦えるという感触を得たところでゴールにたどり着くことができました。
今回得た多くの経験を糧にさらに成長し、またここに戻って来たいと強く思いました。
そして最後になりましたが、今回のラリー参加の機会を与えていただき、たくさんのサポートをしていただいた皆さまにこころより感謝いたします。ありがとうございました。

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mCrt RALLY TEAM PARTNER2016

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